のうるし

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この草も前のトウダイグサと同じ種類の草で、野原に野生し、毎年舊根から一尺位の莖を出しまして、細長い先の尖つた葉をたがひちがひに出し、一番上に五六枚の葉を車の輪の様に着け、その葉の間から五本許りの小枝を出し、枝の先が又分かれましてその上に黄色い小さな花をさきます。この花は小さな形でよく分りませんが、その代りに小枝の先にある葉は外の葉と違つて黄色をしてをりますから、遠くから見ますと花の様に見えます。之は蟲を呼ぶのに目立つ様になつてゐて一種の擬色とでも申しましょうか。この草も前の種類等と同様に毒分をもつてゐる草です。

のうるし

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