たかとうだい

トップページ高知県の観光植物図鑑有毒植物図鑑たかとうだい

漢名:大戟とかきます。この草や前のホルトサウから圖版三八ノウルシ迄は大戟科といふ科の植物で、この科の木で大抵の方が知つてゐらるる代表的ともいふ木は正月の飾に用ふるユヅリハといふ木でしょう。この科には木も草もあります。このタカトウダイは草の方で山や野原に澤山に生えて居ります・莖が高さ二三尺に伸びて少し毛があり、四五枚の葉を車輪の様に出します。この葉は縁に極めて細いキザミをもつてをります。春から夏にかけまして前の草と同じ様に輪葉の間から大抵は五本の花軸を出して小さな圓い葉を輪生し、そこから又枝を出しましてその先に葉と花を着けますが、この花も前の草の花と同じ様にまことにつまらない花です。この草も亦前の草と同じ様な毒物をもつてゐるものです。

たかとうだい

有毒植物図鑑へ戻る