とうだいぐさ

トップページ高知県の観光植物図鑑有毒植物図鑑とうだいぐさ

又スズフリバナともいつて漢名は澤漆とかきます草で、前の草と同様な場所に澤山に生える草で、高さは七八寸位になります。圖でごらんの通り莖の下の方には餘り大きくない圓形の葉をつけ、上の方に卵の様な形をした葉を持つた有毒植物でありますが、この草は歐羅巴の原産種で日本では栽培してゐるもの計りです。莖は高さ二尺餘になる草で、やはり見るから毒々しい草です。圖の様に夏に緑色の花が咲いて後圓い青い實がなりますが、この實に毒をもつて居るのです。然しこの毒成分は時には薬用に供することがあります。

とうだいぐさ

有毒植物図鑑へ戻る