きけまん

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この草は海に近い地方の野原に生えてゐるもので莖や葉は白味を帯びた緑色をしてゐて一種言ふべからざる悪い臭をもつて居て毒々しく感ずるものです。毎年秋頃に種子から新芽を出し翌年の春になつて高さ二三尺に伸び、莖の上方に筒形で先は不整ひにさけ、基の方に距といふ小さな袋みたいなものを持つた黄色の花を圖の様な形に咲きます。全體に毒分を持つてゐる草ですが、既に悪い臭を持つてゐるから自然に豫防されてゐる様なものです。

きけまん

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