たけにぐさ

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漢名:博落廻とかき、一名チャンバギクともいひます草で、至る處の畑のふちとか道端、その他野原の荒地等に澤山に生える見るから毒々しい草です。毎年舊根から芽を出しまして大きなものは五六尺にもなり、自然共の葉も大きなもので随分コンモリと繁殖します。この葉は表は緑色をしてゐますが、裏は少し茶色っぽい白色をしてゐます。それからこの草の茎や葉のどこでも切りますと毒々しい茶色の汁が出ます。この草と共に竹を煮るとその竹が柔らかになり自由に細工が出来るといふことですが餘り信じられません。然し莖葉を煎じ出した汁は害蟲の驅除に使用すると効能がありますことは事實です。つまり本草の毒成分を利用したものです。

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