うまのあしがた

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一名キンパウゲといひ、漢名は毛?とかく草で、大抵の野原に生えてゐます。よく田の中などに生えてゐる俗にコンペイトウグサ(きつねのぼたん)といふ草とよく似た草で茎葉共に一パイに毛が生へてをります。初め掌の様な葉が長い柄で根際から生へまして、四五月頃になりますとその葉の間から花軸を出しまして、その先の方に黄色い五瓣の花を咲きます。花がすみますとやはりコンペイトウグサに似た實がなりますが、この實は少し長味をもつてをります。この草も根に毒を持つてをります。北海道ではアイヌ土人がこの草の根から毒分を取つて矢の根に塗りつけ熊を射殺すに用ひたといふことであります。

うまのあしがた

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