をらんだいちご

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舶來の多年生草本にして、其果實を得んがために、近來盛は栽培せらるる作物なり。地に接して長く匍匐する莖を有し、葉は三個の小葉より成れる掌狀複葉にして、各小葉は大形をなし、緣邊に齒牙狀鋸齒を有す。春日葉間に花梗を抽き、白色五瓣の美花を短總狀に開き、果實は細粒を成て肥大せる肉質の花托上に附着す。此花托は紅色にして甚だ美なるのみならず、味甘くして極めて口に適す。

をらんだいちご

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