へくそかづら
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山野藪叢到る處に多く自生する多年生草本にして、莖は蔓狀を呈し、冬を經て枯れざるものあり。葉は通常有柄の卵形にして對生し、全邊にして裏面に細毛を散布す。春夏の候葉腋に花を簇生し、其色外面は灰色を呈し、内面は紫色を帶び、壺狀を呈す。果實は直徑一分餘の球形をなし帶褐黄色を呈す。此植物は全體に一種の惡臭を有するを以て、此名を得たるものなるべし。
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