あすなろ
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山地に自生する常綠喬木なれども、觀賞用として庭園に栽培せらるることあり、高さ五六丈より時としては百尺に達するものあり、葉は鱗狀にしてヒノキに似たれども遙に大なり、「明日はヒノキにならう」との意にて、アスナロ又アスヒといはるるとぞ、春月雄花を生じ、少數の鱗片より成れる小なる毬果を生ず。
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