だいだい

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埰果用又は觀賞用として栽培する常綠樹にして、高さ十尺餘に達し、通常多數の枝を分ちて繁茂す。葉は互生し、長卵形にして、透明の細點を密布し、葉柄に翼を有す。花は白色にして五花瓣を有し、果實は殆んど球形にして、熟すれば黄褐色を呈し、翌年の夏季に至れば、再び綠色に變ず。