つきぬきにんどう

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前者に似たる多年生の纒繞植物にして、舶來の觀賞用種なり。葉は全邊にして倒卵形又は橢圓形を呈し、莖に對生す。花下の葉は左右相接して全く結合し、其中央に莖を抱けるを以て、恰も莖は此葉を貫通せるの觀あり。是れ蓋しツキヌキニンドウの名を得たる所以なるべし。五月頃より夏季にわたりて、紅色の美花を開く。花は枝稍上に數階をなして輪生し、細長き筒部を有して、中に五雄蕊と一雌蕊とを有す。

つきぬきにんどう

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