きつねのかみそり

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山麓などに自生する宿根草にして、地下にスキセンに似たる鱗莖を有し、春日扁平にしてスキセンに似たる白綠色の葉を叢生すれども、五月頃に至りて粘る。盛夏の候に及び、花軸を抽くこと一尺許、莖頂に黄赤色の四五花を繖狀に開く。花蓋は六片にして、稍深く分裂し、マンジュシャゲの如く外反せず。中に雄蕊一雌蕊を有す。有毒植物なり。

きつねのかみそり

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