ヒメスイバ

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(タデ科)

ヨーロッパ原産の帰化植物で、各地の原野に自生のようになっている多年生の草で、茎の高さは30〜60cm位に達する。葉は長い柄を具えて根から生ずるものと、茎に互生するものとあって、共にほこ形、細長い形、或いは線形で先が尖り、長さは3〜5cm位である。晩春から初夏の頃にかけて、茎の上の葉のわき及び茎の頂に花軸を出し、まばらの円錐花序をなして小さい帯紅緑色の花を綴る。雄花雌花の区別があって異株に開き、共に花被は6片で、雄花の花被片は卵形であるが、雌花の花被片は広い卵形である。果実には翼がある。

ヒメスイバ

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