カンアオイ

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(カンアオイ科)

山野の陰地に生えている常緑の多年生の草で、地下に根茎が横に走っていて地上茎が無く、葉の高さだけで10〜15cm位に達する。葉は長い柄を具えた広い楕円形或いは広い卵形で、根元は深く入り込み、表面にはしばしばいろいろの模様があらわれる。晩秋から冬を経て春まで、根ぎわから短い花梗が出て暗紫色の2〜3の花が押し合ったようにして開く。花は短い鐘形をなして3裂し、裂片は先の鈍い広い卵形で、内側には網の目のように高まった脈がる。根茎を薬用とする。

カンアオイ

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