トチカガミ

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(トチカガミ科)

沼や沢に生えている多年生の草で、輔匐枝をひいている。葉は直径7㎝内外で質が厚く、長い柄があって根ぎわに集まり、円形或いは腎臓形で裏側に気胞があってふくれ、水面に浮いている。晩夏初秋の頃、葉の間から花梗を出して、直径3㎝ばかりの白い花を開く。雌花、雄花の別があり、雄花は2~3個、2片のへらの形をした苞内にあり、がくは3片で小さい長い楕円形であるが、花びらも同様に3片で白い。雌花は長い花梗があって単立し、花被の諸片は雄花と同じ形である。広い卵形の果実を結ぶ。

トチカガミ

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