オナモミ

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(キク科)

野原、路傍に生えている1年生の草で、全体に短い毛が生え、高さ50㎝~1.5メートルに及ぶ。葉には長い柄があり、長さ15㎝内外で、広い三角形で先が尖り、3~5浅裂し、縁にあらい歯がある。夏の頃、茎の上に緑色の頭花を穂状に綴る。雌雄異花で雄性の頭花はやや球形で頂に生じ、雌性の頭花は下の方にある。花後広い楕円形で長さ1.5㎝内外、外面にとげを生じ、先端に二つのくちばしのある果実のようなものができるが、これは果実ではなくて、他のキク科植物の総ほう苞に相当し、この中にかくれて本当の果実が2個入っている。

オナモミ

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