アマチャズル

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(ウリ科)

山野の林の中などに生えている多年生のつる草で、茎は単一の巻きひげによって他物にからみつく。葉は互生し、鳥の足のような複葉をなし、小葉は5~7枚で卵形から長い橢円形、縁にはまばらな鋸歯がある。晩夏から初秋の頃、葉のもとから穂を出して黄緑色の小さい花を開く。雌雄異株で、雌雄花共にがくは鐘形で五つに裂け、裂片は三角形、花冠は同じく五つに裂け、裂片は細長い形で細く鋭く尖っている。雄花は雄しべ5本で、ねもとがくっつき、雌花は花柱3本でおのおの更に二つに分かれている。花後エンドウ大の紫黒色の果実を結ぶ。

アマチャズル

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