アカネ

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(アカネ科)

山野に生えている多年生のつる草で、根は赤黄色の太いひげ根である。茎は四角形で下向きの小さいとげを生じ、これによって他の物にまつわりつく。葉は4枚輪生して長い柄があり、長い卵形或は心臓形で先が尖り、脈が縦に走っている。4葉の中、2葉は本当の葉であるが、他の2葉は拓葉の変化したものである。夏から秋にかけて葉のつけねや茎の頂にうすい黄色の小さい花を開く。花冠は五つに裂け、裂片は尖り、雄しべは5本ある。2個くっついたまるい果実を結び、黒く熟する。昔根を染料に供し、いわゆる茜染めとなした。

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