ナツノタムラソウ

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（オドリコソウ科）

山地，山麓に生えている多年生の草で，全体にあらい毛が散生している。茎は四角形で高さ25〜60cm余になる。葉には長い柄があって対生し，2回まれに3回羽状の複葉で，小葉は卵形または細長い形で，縁に鈍い鋸歯がある。夏の頃，茎の頂に直立した穂を出して紫色の唇形花を開く。花は筒部が短く，上唇は弓状をなして毛があり，下唇は三つに裂けて中央の裂片は側方の裂片よりも大きい。雄しベは雌しベと共に花冠の外に長く飛出している。

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