キツリフネ

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（マメ科）

山中の湿り気の多い土地に生えている1年生のやわらかい直立性の草で，高さlm内外に達し，茎に毛がなく，滑らかで汁が多く多少色がついている。葉は柄をもって瓦生し，長めの橢円形，縁にあらい鋸歯があり，質が薄く，やわらかである。夏から秋の初めまで葉のわきから細い花梗を出し，3〜4個の美しい黄色の花を開き，下に垂れさがる。左右に大きな花びらがあり，距はふくれて後の方に伸び，角のように曲がっている。果実は狭長で，熟すると皮がはじけて種子が飛出すことはツリフ ネソウと同じである。

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