イヌハギ

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(マメ科)

野原或は海浜の砂地に生える多年生の草で,茎は剛強で往々半灌木状を呈し,全休に毛をしき,直立して高さ30cm〜lm内外に及ぶ。葉は短い柄を具えて互生し、3枚の小葉から成り,小葉は橢円形で両端が丸く,厚い。表は緑色で微毛があり,裏は淡白で葉柄や茎と共に褐色のやわらかい毛があり,脈が著しく高まっている。7, 8 月の頃,茎の上の葉のもとから長い穂を出し,多数の白い蝶形花をっける。旗瓣の中央に紅色のすじがある。正常花はほとんど結実しないが,花序のもとまたは先端に集まって生ずる閉鎖花にさやを生じ,円形で網脈があり,また密毛がある。

イヌハギ

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