ダイコンソウ

トップページ高知県の観光植物図鑑夏の野外植物>ダイコンソウ

(バラ科)

山野に生えている多年生の草で、葉は直立し、高さ30~100cm余に達し、全体にあらい短い毛をしき、上部に枝を分けている。根から出る葉は長い楕円狀の細長い形で羽狀に裂け、頂の裂片が大きく、その全体がほぼダイコンの葉に似ている。茎に出る葉は広いが圓形或いは卵形で、深く三つに裂け、縁に歯がある。夏の頃、茎の上の葉のつけねから花梗を出し、黄色の5辧の花をつける。花は直径1~2cmで、がく片は細長い形、花びらはまるい。雄しべと雌しべとが多い。果実には剛毛が密生し、花柱は永く残り、先端がかぎのように曲がっている。

ダイコンソウ

夏の野外植物へ戻る