ナワシロイチゴ

トップページ高知県の観光植物図鑑夏の野外植物>ナワシロイチゴ

(バラ科)

野原、路傍に生えている落葉匍匐性の小さい灌木で、見かけは草とかわりない。茎は長さ1〜2m以上になり、全体に短い毛が密生し、また小さいとげが散生している。葉は互生し、3出葉で長い柄がある。小葉は倒卵形或いは円形で、縁にはきざみのような鋸齒があり、下面には寝た毛が密生していて白く見える。夏日、葉のもと或いは枝端から小さい枝を出して、紅色の5辧の花を開く、がくは兩面共やわらかい毛が密布し、花びらと同じ長さである。果実は濃い赤色に熟し、液汁に富み、食べられる。

ナワシロイチゴ

夏の野外植物へ戻る