アカザ

トップページ高知県の観光植物図鑑夏の野外植物>アカザ

(アカザ科)

畑や野原に野生のようになっている無毛の1年生の草で、茎は直立し、高さは1m~1.5m余になる。葉には長い柄があって互生し、三角狀の卵形或いはやや菱形で、緣はきれこみがないか或いは波のような齒で、質はやわらかく、茎と共に帯白色の粉のようなものを被り、また若葉には紅色の粉をしている。夏の頃、茎の上の葉のつけねや茎の先に、黄綠色の小さい花が集まった穂を出す。花には花びらがなく、がくは五つに深く裂け、裂片は卵形。若葉を食用とし、老茎を杖とする。また野外各地に自生して若葉の色が赤くない一変種をシロザと称する。

アカザ

夏の野外植物へ戻る