ヤブマオ

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(イラクサ科)

野原、路傍などに生えている多年生の草で、全体に細毛があり、高さ60cm〜1.5mに達するものがある。葉は対生して柄があり、ややざらついて厚く、円形または卵形で明かな3本の脈があり、縁にあらい歯がり、先端は尾のように尖っている。雌雄同株で、夏の頃下方の葉のつけねから雄の穂を、上部の葉のつけねからは雌の穂を出し、どちらも細長で長さ10〜20cmで淡緑色。雄花のがくはおおむね4裂、雄しべ3〜4個、雌花は筒状のがくに包まれ、花柱1個、果実は細小、小さい剛毛があり、多數集まって緑色のまり状を呈する。

ヤブマオ

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