コアカソ

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(イラクサ科)

山の斜面または崖などに生えている枝の多い落葉灌木で、葉は長い柄で対生、菱形をした卵形で先端が尾のように尖り、縁にあらい鋸齒を具え、茎と共に紅褐色を帯びている。雌雄同株、夏秋の頃に葉のつけねから細長い穂を出し、紅緑色の小さい花をつける。雄花の穂は茎の下の方にあり、雌花の穂は上の方にある。雄花はたいてい4個のがく片と4本の雄しべ、雌花は小さい球狀に集まり、筒形をしたがくに包まれ、1本の花柱がある。果実は小さくして球狀に集まり、細かい毛が生えている。コアカソというがアカソよりも大きく生長し、ただ葉の大きさがアカソよりも小さい。

コアカソ

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