アカソ

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(イラクサ科)

山地に生えている多年生の草で、茎は鈍い四稜形で集まって生じ、高さ60cmから1m余に達する。葉は茎と同様に紅色を帯びた柄によって対生し、卵円形で三つに大きく裂け、縁にはやや不そろいのあらい鋸齒があり、葉の先は亀の尾のように伸びている。雌雄同株で、夏日葉のつけねから淡緑色の長い穂を出し、雌穂は上に、雄穂は下にある。雄花はがくが4または5裂し、雄しべも4または5、雌花は小球狀に集まって筒状のがくに包まれ、1個の花柱がある。果実は球狀に集合し、倒卵形で細毛がある。茎の繊維を利用する。

アカソ

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