イラクサ

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（イラクサ科）

山野、樹林などのやや陰地に生えている多年生の草で全体に尖った毛を有し、これにさわると痛い。高さは４０ｃｍ〜１ｍに及び、葉には長い柄があって対生し、心臓形または卵形で鋭く尖り、縁にはあらい鋭い重鋸齒がある。雌雄同株で、夏秋の頃、葉のつけねに２本づつならんだ細長い穂を出し、多少分枝することがある。下方のものは雄性、上方のものは雌性であるが、雄穂のねもとには往々雌花があることがある。雄花は４がく片で緑白色、雌花も４がく片で淡緑色、ブラッシのような柱頭がある。

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