カラハナソウ

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(アサ科)

山路に生えている多年生のつる草で、高く他の木に巻きついてつるを伸ばしている。茎は葉の柄と共に小さいとげがある。葉は長い柄をもって対生し、心臓形をした卵円形で先が尖り、往々三つに裂け、縁にあらい鋸齒がある。葉の面はざらざらである。雌雄異株、夏の終わりから初秋にかけて花を開く。雄花は多数、円錐状の穂をなして5個の花被片に5本の雄しべがあり、淡黄色。雌花は淡緑色のマツカサの形に集まって多数ぶら下がっている。雌花穂をつける小枝の葉は通常互生している。ビールに苦味と芳香とをつけるホップはカラハナソウの母種である。

カラハナソウ

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