カナムグラ

トップページ高知県の観光植物図鑑春の野外植物>カナムグラ

(アサ科)

路傍や草やぶなどに生えている1年生のつる性の草で、茎にはかどがあって葉の柄と共にさかさとげがならび、強く他物にまつわりつく。葉はざらざらして長い柄で対生し、指をひろげたように5~7片に裂け、裂片には鋸齒がある。雌雄異株で、晩夏から初秋にかけて葉のつけねから10~20cmぐらいの花軸を出して円錐状に雄花をつけ、また雌花は多数集まってまりのようになり、垂れている。雄花は淡黄緑色で花被は5片、雄しべは5本である。雌花は帯褐緑色または緑色で鱗狀苞は子房を包み、花柱は二つに分かれている。歌のヤエムグラは人によってはこの草であるともいう。

カナムグラ

春の野外植物へ戻る