シラン

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(ラン科)

ふつう庭に栽培されている多年生の草であるが、また山のがけや湿った平地にも生えている。地下には根茎が横に走り、葉は4~5枚あって密に集まって互生し、先の鋭い広い長い形で多くの縦じわがある。晩春、初夏の頃、高さ30~60cm位の花茎を出し、その上部に紫紅色をした5~6固の花を総状花序に開く。花の長さは3cm内外、各片は倒披針形で、唇瓣は倒円錐形で3裂し、側部の裂片は雄しべ雌しべの柱を抱いている。根茎は糊として用いられる。

シラン

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