カタクリ

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(ユリ科)

山野の樹陰に生えている多年生の草で、地下に長さ約3cm位の卵狀円柱形の地下莖がある。早春、長い柄のある長さ6~10cm位の卵狀の長い楕円形で、上面には暗紫色の斑紋がある2枚の葉をひろげる。間もなく、葉の間から細長い花茎を出して紫色の美しい花を下向きに開く。花被は広い鐘形で6片に分かれ、各片は細長く尖り、そりかえっている。雄蕊は6本で長短があり、花柱は1本、先端が三つに分かれて、雄蕊よりも出ている。花後には広い楕円形の果実を結ぶ。地下莖からほんとうの片栗粉をとり、また若い葉は食用になる。

カタクリ

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