ノビル

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(ネギ科)

原野、路傍、ことにえん堤の上などに多く見かける多年生の草で、地下に球形の白いうろこ茎があり、地上の茎はやわらかい細い円柱狀をなして直立し、高さ60cm内外、葉と共に白味がかった淡綠色をしている。葉は茎に似て細長く、下の方はさやとなり、上の方は表面がくぼんで溝となっている。晩春初夏の頃、茎の頂に白紫色の小さい花が集まって開く。花序が開く前は総苞が固く包んで鳥のくちばしのような姿をしている。花序の中には紫色をした小さい球状の芽がまじっていることがある。花被は6片、雄しべが出ている。地下莖を食用とする。

ノビル

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