ウラシマソウ

トップページ高知県の観光植物図鑑春の野外植物>ウラシマソウ

(テンナンショウ科)

山野の陰地に生えている多年生の草で、高さ30~80cm余に達し、地下の球茎は直径3cm内外に達する。葉はつやがあり、長い柄を具え、鳥足狀に11~13に裂け裂片は線狀から長楕円狀の細長い形で尖り、鋸歯がなく長さ20~28cm位である。春日、葉柄よりも短い花茎を出して仏えん花を開く。仏えん苞の筒部は長さ約7cm位で、面部は弓状となって先は長く鋭く尖り、長さ9cm内外で、外面は黄白色で暗紫点があり、内面は暗紫色である。花軸の先は糸のように細長く延び、長さ30~70cmにも達し、浦島太郎の釣の糸に見たててこの名が出た、有毒植物の一つである。

ウラシマソウ

春の野外植物へ戻る