ミミガタテンナンショウ

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(テンナンショウ科)

関東方面の山に産する多年生の草で、地下に平たい球状の根茎がある。地上茎は高さ13~80cm位、緑色で、しばしば淡紫色のはっきりしない紋が見える。葉は2個、小葉片は5~13個、先の尖った長い楕円形で、縁には鋸齒があったりなかったり、著しく波形に曲がっている。色は緑で多少のつやがある。春日、葉の間から長い花茎を立て、先端に開花する。仏えん苞は濃い赤紫色で白い縦すじがある。筒の部分は長さ5~7cm、先端は鋭く尖ってひさしのように突き出し、その中間が大きい耳たぼのような形で両側に垂れている。

ミミガタテンナンショウ

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