マムシグサ

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(テンナンショウ科)

山地の木の下などに生えている多年生の草で、地下に球茎がある。茎は直立して高さ50cm内外、たいてい紫褐色の斑紋があるが、無い事もある。葉は2個、茎の頂近く左右に相対し、7~15の小葉からなる鳥の足のような複葉をなし、小葉は先の尖った長い楕円形で、縁に鋸齒がある場合無い場合とがある。4,5月頃、葉の間に花梗を立てて花を開く。雌雄異株。仏えん苞は暗紫色を呈するのが常であるが、緑色のこともある。花穂の軸の先端はこん棒のようになって汚れた紫色を呈している。果実はたくさん集まって赤く熟する。

マムシグサ

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