カンスゲ
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(カヤツリグサ科)
山の陰地に生えている多年生の草で、葉は長い線形をなしてかたく、冬でも枯れない。5月頃、葉の間から高さ18~30cm位の茎を何本も出して、3~5個の小穂をつける。雄の穂は頂に生じて、長さ2~4cm位の細い円柱形をなす。雌の穂は2~4個側方に出て、長さ1.8~3cm位の円柱形である。苞は短い。雌花のえいは細長い卵形で、嚢果はえいとやや同じ長さで約3mm位、淡黄緑色を帯びた3稜状卵形で多くの脈があり、くちばしを具えている。
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