オオイヌノフグリ

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(ゴマノハグサ科)

ヨーロッパ原産の植物であるが、今では各地に帰化している2年生の草で、高さ15〜30cmに達し、全体に毛が生えている。葉は極めて短い柄を具え、先の鈍い卵形で縁には鈍い鋸齒があり、根もとの方では対生しているが、上の方では互生している。早春から初夏の頃にかけて、葉のつけねから細長い花梗を出して空色の花を開く。がくは四つに深く裂け、花冠も四つに深く裂け、裂片は円形をなしている。雄蕊は2本、花後に結ぶ果実はがくに包まれたままで二つの山をなしている。

オオイヌノフグリ

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