イヌノフグリ

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（ゴマノハグサ科）

原野、路傍などに生えている１年生の草で、高さ１０～２５ｃｍ餘に達し、全体に短い毛が生えている。葉には柄があって、おおむね互生しているが、まれにはねもとの葉が対生し、卵形で、鈍い鋸齒がある。春から初夏にかけて葉のもとから花梗を出し、淡紅色の小さい花を１個づつ開く。がくは４裂し、裂片は長い楕円狀卵形で、花冠は大小に４裂し、裂片は卵狀円形である。雄蕊は２本、雌蕊は１本である。花の後に平べったい球形の果實を結び、縦に溝があり、ほとんど２個が相接しているように見える。

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