ジュウニヒトエ

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(オドリコソウ科)

山野の林の中などに生えている多年生の草で、茎はかたまって生え、直立あるいは斜めに立ってやや紫色を帯び、高さ10~20cm餘に達し、全体に白い毛が密生している。葉は柄をもって対生し、先の鈍い倒卵狀橢円形あるいは長い橢円形で、縁には不そろいの深い波がある。4,5月頃、葉のつけねごとに6~14個の花序を出し、唇形をした淡紫色の花を開き、茎の上の方は穂のようになっている。がくは5裂し、裂片は細長で下方の2片は特に大きい。花冠の上唇はへこんでいるが、下唇は3裂している。雄蕊・雌蕊、共に花冠の外に出ている。

ジュウニヒトエ

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