キランソウ
トップページ>高知県の観光>植物図鑑>春の野外植物>キランソウ
(オドリコソウ科)
路傍、畑などに生えている多年生の草で、全体にやわらかい毛が生えている。葉には柄があって対生し、卵形ないし長い卵形で、縁には波のような鈍い歯がある。春日、葉のつけねから花序を出して濃紫色の小さい筒のような唇形花を開く。花冠の筒部はやや彎曲し、上唇は短く2裂し、下唇は広くて3裂し、兩側の裂片は橢円形であるが、中央の裂片は更に大形で、先がへこんでいるか或は2裂している。茎や葉が地上に伏したようにべったりひろがっているのでジゴクノカマノフタという別の名がある。

春の野外植物へ戻る