ホラルカズラ

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(ムラサキ科)

日当りのよい山野、路傍などの草むらの中に生えている多年生の草で、全体にかたい毛があり、茎はいくらかつるのようになって15~20cm餘に達する。根もとの葉は楕円形であるが、茎の葉は小さくてへら形ないし細長形である。5月頃に鮮かな碧色の花を開くが、淡紅色のこともある。がくは5裂し、裂片は線形であるが、花冠は筒狀鐘形で、筒部はがくの2倍の長さがあり、5裂し、裂片は橢円形で、いくすじかの白線がある。雄蕊は5本で花筒につき、花柱は1本。果実は小さい白色で、なめらかな球形をなす。

ホラルカズラ

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