ヤマネコノメソウ

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(ユキノシタ科)

人家附近の湿ったところや石垣の間などに見られる多年生の草で、全体にひげのような毛がまばらに生えている。茎は直立して高さ10~15cm位、淡緑色を呈して水分が多い。根ぎわに汚れた紫色をした小さい芽があるのが特徴で、匐枝がある。根から出る葉はまるい形をして長い柄があり、縁には低い鈍い歯がならんでいる。茎には小さい葉が2~3個、やはり柄をもって互生している。早春、茎の頂に花瓣のない小さい緑色をした花が集まって開く。花の下には緑色の葉の形をした苞がある。蕚片は4個、雄蕊は8本。果実は5月頃裂けて小さい種子が出る。

ヤマネコノメソウ

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