スズシロソウ

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(アブラナ科)

暖い土地に生えている多年生の草で、全体に星形の毛があり、茎は集まって高さ10~17cm位に達し、匐枝を生じて節から根を下し、新芽を出して繁殖する。根から出る葉は長い柄を具えて集まって生じ、橢円形で先が鈍く、もとが細く縁にあらい鋸歯がある。茎に出る葉は短い柄或はやや無柄で互生し、倒卵形で先が鈍く、まばらな鋸歯がある。早春、茎の頂に総状をなして白い十字形の花を開く、がく片は狭い形で鋭く、花瓣はへら形で先がへこんでいる。花後には線形、無毛の果実を結ぶ。

スズシロソウ

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