ひがんばな

トップページ高知県の観光植物図鑑薬用・毒物植物図鑑>ひがんばな

ヒガンバナ科

薬用植物第三表(有毒篇)

本州、九州、琉球の原野に自生する多年草。葉は5−6枚、花の終った後に根生し、線形鈍頭。花莖は単立し1尺に及び、繖形花序に5−6花を着生する。花は鮮赤色で5−6月開花し、花被は短筒披針形に分裂する。裂片は反捲する。雄蕊6本、花柱1本で共に長く挺出する。本種の球根中には多種類のアルカロイドを含むが、其の本體は尚研究中である。中毒症状は嘔吐、下痢、虚脱、中枢神経系の麻痺である。本種の球根は稀に薬用に使用する事がある。誤らない様注意をする必要がある。

ひがんばな

植物図鑑へ戻る