はなひりのき

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シヤクナゲ科

薬用植物第三表(有毒篇)

本州、北海道の山地に自生する高さ2-6尺の灌木。葉は殆ど無柄紙質楕圓形廣楕圓形或は長楕圓形毛緣。枝梢に總狀花序を頂生し、苞、小苞は總で細長い、萼は5裂、花冠は壺形で5鈍齒緣である。雄蕊10本、子房は毛茸を有す。花候は夏。本種は多数の變種を含むが、何れも激烈な毒性を有するグラヤナトキシンと言ふ成分を含み、人に就ての中毒例は少ないが、家兎では呼吸困難及び一般運動麻痺を起し、呼吸停止によって死亡する。農業用殺虫剤、又は蠅の幼虫駆除に有効である。

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