けふちくたう

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ケフチクタウ科

薬用植物第三表(有毒篇)

印度原産で観賞用に栽植される灌木。葉は概ね3片輪生、革質線状披針形鋭尖頭狭脚で4-6寸。聚繖花序を頂生、花は直徑1寸位、芳香がある。品種により白又は紅色がある。萼は5裂し、花冠は筒狀鐘形であるが、副花冠は4-7裂する。瘻々八重咲のものがある。花候は夏。外國産のものは全株にネリイン及オレアンドリンと稱する心臓に作用する物質があり、本邦産も同一物質を含むらしく、適量は強心剤とされるが多量は心臓毒で、中毒症状としては疝痛、眩暈、嗜眠、冷汗、脈拍不整、瞳孔散大、血便排泄等である。療法はヂギタリスの場合に同じ。

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