たかとうだい

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タカトウダイ科

薬用植物第三表(有毒篇)

本州、四国、九州の山野に自生する高さ3-4尺の多年草。莖は比較的短く短毛が有る。葉は長さ1-2寸の被針形鋭頭齒牙緣をなし、裏面に短毛がある。7-8月の候莖頂に5本の繖梗を出し、之は又2-3の小繖梗となり其の上に特異な形態の黄綠色の小花を開く。其の花葉は卵狀菱形なり。蒴果は扁球形で表面は瘤起する。本種の成分は尚明確でなく、中毒例も稀であるが、本種屬の不明成分で皮膚炎、鼻炎、結膜炎を生じ、服用すれば咽喉部の腫脹、充血、嘔吐、下痢を起こし、血液内に入れば胘暈、昏迷、痙攣、瞳孔散大を來すとの研究がある。

たかとうだい

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