くらら
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マメ科
薬用植物第三表(有毒篇)
本州から臺灣に互つて山野に自生する高さ3尺位の多年草。全株短毛を有す。葉は羽狀複葉、小葉は7-15對で長楕圓形となる。淡黄綠色の花は頂生せる總狀花序に着生し、萼は斜廣鐘形、花冠は之よりも著しく挺出する。漢方では此の根を治療に用い、又民間薬買薬原料とする。この中にはチチシン及マトリンと言ふ2種のアルカロイドを含み、中毒症状は流挺、脈拍疾速、呼吸頻數及び痙攣等で、治療にはタンニン酸を與へ、下剤を施し、又生理的食塩水の注射を行う。
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