おきなぐさ

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ウマノアシガタ科

薬用植物第三表(有毒篇)

本州、四国、九州に自生する多年草。全株白毛を有し、葉は根生し2囘羽狀深裂し、裂片は線形缺刻緣である。莖は1尺位となり、単立點頭の花を着ける。萼片は6枚で暗紅紫色、外面に白き短毛を有す。之が花瓣の様な觀をなし花瓣はない。雄蕊、心皮は各多数である。本種の根は古来民間薬として使用され、白頭翁と稱せられるが成分は尚不明である。且つ本邦でも欧州諸国でも古来毒草と言はれているが、中毒例の報告はなく實験者がない。然しウマノアシガタ科なる點から見ても毒草だらうと思われる。

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